なぜ? COLDRAINの香港/台湾公演キャンセルを原因を考えてみます。
世界的に知名度のある日本のロックバンドCOLDRAINが
今月末開催予定であった香港と台湾での公演中止を発表しました。
COLDRAINのオフィシャルコメントによると、
香港/台湾への出演オファーを出した会社による無断の内容変更となっています。
香港公演に関しては、チケットがソールドアウトしていました。
そんな状況の中、香港公演前日にCOLDRAINが中止を発表。
これは、海外アーティストの公演の中止でよくある
「興行ビザ」による問題は考えにくいです。
興行ビザの問題であれば、遅くとも一週間前には、入国できるかどうか答えが分かります。
もし今回、香港と台湾でのライブが開催されていれば、
COLDRAINにとって、確実に不利な状況でライブがあったということになります。
そうなると、やはり考えられるのは、金銭面のトラブルではないでしょうか。
香港と台湾までの、移動費、宿泊費、楽器の輸送費、興行ビザ代。
例えば、興行ビザ代。
日本で、海外アーティストを日本にライブしに来てもらうようにお願いしても、
ビザ取得の必要ない観光ビザでは、入国できません。
仮に観光ビザで入国して、お金が発生するライブをすれば、
不法就労扱いされてしまいます。
過去に香港でも、
TTNG(from UK)とMylets(from US)というバンドが、香港公演にて
不法就労の疑いで、当局に拘束されました。それぞれUKとUSに帰国することに。
その後、香港の移民局での取り調べの為に
再度、香港へ戻らなくてはいけなくなったという事がありました。
素人が書類を揃え、入管管理局へ行って、
海外アーティストの興行ビザの申請を行うのは困難です。
なので、一般的には行政書士にお願いして、
海外アーティストの興行ビザの手続きをお願いします。
興行ビザを行政書士に代理でお願いするとしても、
一人につき約10万円を行政書士に支払います。
仮に5人組のバンドであれば、10万×5万=50万
プラス、バンド専属の音響スタッフなどいれば、人数が増えさらに費用がかさみます。
今回オファーした会社がCOLDRAIN側とどのようなやりとりをしていたのかは分かりません。
・興行ビザ代はオファーした会社が支払う?
・飛行機代や宿泊費はバンド持ち?それともオファーした会社側?
・チケットの売り上げは何%COLDRAINに還元される?
当然オファーした会社も利益を上げなくてはいけません。
オファーした会社が内容変更したと、COLDRAIN側が声明を上げているので、
上記に挙げた、いずれかがお互い食い違いが起きたと予測しています。
ビジネスで勝負している以上、難しい問題です。
ソールドアウトしているのに赤字をしてまで、COLDRAINがライブする必要があるのか。
COLDRAINのほか、ファンにも迷惑がかかってしまいます。
実を言うと、私自身も今週末に台湾の台中市に行って、
4年振りに山海屯音樂節(Heart Town Festival)を楽しむ予定でした。
COLDRAINの出演キャンセルは残念ですが、バンドを責めるつもりは100%ありません
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