北海道新冠町(にいかっぷちょう)は、レコードを21世紀にも伝えようと活動している事で有名です。
町全体レコードを中心に、動いてるのは珍しいですよね。
北海道新冠町レ・コード館はどのような歴史があるのでしょうか。
ホームページでは、北海道新冠町レ・コード館のはじまりをこのように書いてあります。
私たちは、レコードを20世紀の音楽文化を記録した歴史遺産として位置づけています。円盤レコードとロウ管レコードが並立していたものが1910年に円盤レコードに収束され、1980年代まで音(音楽)の記録媒体として繁栄しました。しかし、CDやMDなどのデジタルメディアの登場によってレコードは、消滅しようとしています。
レコード特有のアナログサウンドは、再生音としては一番オリジナルに近い音で、レコードの溝を針がトレースし振動を増幅するというシンプル&ナチュラルな方法により、その溝が消えない限り、けっして色褪せることはありません。(この考えからボイジャー探査機にも宇宙の知的生命体に向けレコードが搭載されています。)
このように貴重な文化遺産を21世紀に残していく必要があり、新冠町は、本来、国家プロジェクトとして進めなければならないと思われるような一大事業展開を行っていると自負しています。
新冠町レ・コード館」始まりは、あるレコード愛好者の夢
20世紀の偉大な文化遺産であるレコードを世界的なスケールでコレクションしよう・・・
それは、時代がアナログレコードからCDへと移行しつつある平成元年(1989年)頃のことでした。
それから数年、平成9年(1997年)6月8日
夢と希望を叶え「新冠町レ・コード館」が誕生しました。
21世紀にも色褪せることのないぬくもりと存在感のある音・・・
あなたはレコードの音を聞いたことがありますか?
「新冠町レ・コード館」ミュージアムには歴史的な価値のある蓄音機や
黎明期のレコード盤など希少な文化遺産が展示されています。
当時の発明家たちの努力を思い、美しいジャケットをご覧になり
そしてその懐かしい音をどうぞお楽しみください。
レ・コード館では全国からレコードが届き、売ることなく、保管しています。
新冠町では、アナログレコードを「20世紀の音楽文化を記録した歴史遺産」と位置づけて、これを後世に継承するため、レコード100万枚をスローガンに収集を進めていました。
開館後、100万枚を目標にレコードを収集してきたレ・コード館。
ホームページによると
全国の方々のご協力により2018年5月に100万枚を達成し、2018年6月で収集(寄贈受付)は終了いたしました。との事です。
すごいですね。
レコード100万枚は想像がつきません。
そう言えば、なぜレコード館ではなく、レ・コード館と表記しているのは何故でしょうか。
ホームページではこのように書いてあります。
レとコの間の点の意味は「レ」+「コード」として考え、「レ」はリラックス、リメンバー、リフレッシュなどの「Re(くつろぐ、再び、新たに)」からはじまる言葉を指し、「コード」はラテン語で「心」を意味しています。
つまり、レ・コードは”Reの心”であり、リラックスの心、リメンバーの心、リフレッシュの心などを意味し、レコード盤を単なる物としてではなく、人の心として意味付けています。発音はふつうに「レコード」でいいです。
歴史ある北海道新冠町レ・コード館。
私も、北海道新冠町レ・コード館へ行ってきました!
札幌から高速道路で約2時間。
北海道新冠町レ・コード館は、道の駅と併設されています。
北海道新冠町レ・コード館は、レコードの視聴はもちろん、全国から寄せられたレコードの中でもレアなレコードが見る事ができたり、レコードの歴史が勉強出来るような施設となっています。
私が北海道新冠町レ・コード館へ行った時の記事はこちら
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